7話
朝。いそいそ佐々君のために弁当を詰めることから、私の一日は始まる。 彼はお肉が好きなので、タッパーからお肉系のおかずを選んで、彩りも気にしながら詰めていく。弁当の準備が終わったら、今度はスマホのチェックだ。未読はゼロ件。…
続きを読む →朝。いそいそ佐々君のために弁当を詰めることから、私の一日は始まる。 彼はお肉が好きなので、タッパーからお肉系のおかずを選んで、彩りも気にしながら詰めていく。弁当の準備が終わったら、今度はスマホのチェックだ。未読はゼロ件。…
続きを読む →ありえないありえない、を僕は頭の中で繰り返した。どう考えても、これはヤられている。僕がずっとずっとずっと、守ってきたものが、ほんの一週間でめちゃくちゃにされてしまった。僕は忌々しい気持ちで、学校に行く準備を始めた。一体誰…
続きを読む →学校に着くなり、僕はお地蔵さんへの怒りをそのまま地味女にぶつけるべく、二つ隣のクラスに突撃した。 「末黒さん、ちょっと僕と話しようよ」 僕が声をかけると、黒髪が振り返った。その顔を見て不思議な気持ちになった。なんとなく、…
続きを読む →いや、終わりじゃないかもしれない。あんなショボいお地蔵さんにもすごい力があるんだから、他の神様にも頼んでみたらいいんじゃないか。お稲荷さんとか、えべっさんとか、ナントカ神宮とか。心を込めて祈れば、石ころにしてもらえるかも…
続きを読む →あらすじと1話です。
「また、同じ夢を見た」
そして、僕は目を覚ます
続きを読む →呆然とする僕の視界が揺れる
続きを読む →絶叫と共に目覚めた僕は
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